平成30年度 研究大会・指導者研修会
平成30年度石川県高等学校PTA連合会研究大会並びに指導者研修会は、去る11月6日(火)県文教会館ホールにおいて、PTA会長、学校長をはじめ、会員240名が参加して開催された。
開会式で金田稔治会長は、心の教育推進協議会が主催するグッドマナーキャンペーンの一環として県高P連が年2回実施している自転車乗車マナー県下一斉指導に対する会員の協力に対し、感謝の意を述べ、その中で二十歳の女子大生が自転車のながら運転によって高齢者を死亡させるといった他県での事故の例を引き合いに出しながら、我が子に限らず、多くの子どもたちに保護者、学校、地域が協力し、一体となってマナーや交通ルールを遵守する姿勢を身に付けさせていくことが求められるとして、より一層の会員の理解と協力の必要性を訴えた。
続いてご挨拶をいただいた田中新太郎県教育長は、「予測不能と言われる未来を生徒たちが自信を持って自立して生きていく為には世の中との繋がりを意識させ、主体的、能動的に学ぶ意欲を高めていくことが確かな学力の育成には欠かせない。」と、高校の授業改善に向けた取組を報告された。また、教職員の多忙化にも言及され、「教員多忙化は喫緊の課題であり、その改善には教員定数増が絶対に必要だが、予算等の問題もあってすぐに実現するとは思えない。かといって多忙化を放置すれば優秀な人材確保が困難となり、教育の質の低下につながってしまう。県教委、学校としてはまずは授業の質を落とさずに業務の無駄を省き、できるところから実行に移しているところであり、PTAの皆様には是非とも教員定数増の実現に向けてご支援をお願いしたい。」と、PTAの理解と協力を求められた。
続いて表彰式では、田中新太郎教育長より優良PTA石川県教育委員会表彰が3団体に授与され、また、PTA活動振興功労者として、金田会長から56名に表彰状が贈呈された。
記念講演は、慶應義塾大学 政策・メディア研究科特別招聘教授の夏野剛氏により、「AI時代の想像力」と題して行われた。
研究協議では、小松工業高校、松任高校、鹿西高校のPTAがそれぞれの実践活動の成果を発表し、県教育委員会の篠原恵美子生涯学習課長より指導助言をいただいた。篠原課長は「発表された3校とも、それぞれの高校におけるPTAの活動方針を分かりやすい言葉で会員に伝えながら楽しんで取り組まれており、生徒や学校に対する素晴らしい支援となっている。」と3校に共通した感想を述べられた。そして「子どもたちは家庭や学校だけで育てられるものではなく、PTAを含めた地域社会が一体となり連携しながら育てていくことが大切である。」とPTAに対する期待を述べられ、最後に教育委員会の事業として、グッドマナーキャンペーン、親子のホッとネット大作戦、家庭教育に関する啓発パンフレットを紹介された。
閉会では、2021年全国高P連石川大会のPRビデオを視聴したあと、ビデオ作成者でもある漆原慎副会長が全国大会成功に向け、全会員の協力をお願いしたいと挨拶し、充実した研究会・指導者研修会を終えた。
平成30年度 表彰
◎ 優良PTA石川県教育委員会表彰
石川県立加賀高等学校PTA
石川県立鶴来高等学校PTA
石川県立門前高等学校PTA
◎ 石川県高P連活動振興功労者表彰
加賀地区
加 賀 石本和也 加 賀 吉部一美
小松市立 中 秀和
金沢地区
野々市明倫 村田秀淑 野々市明倫 森﨑真由美
松 任 徳田 豊 松 任 八田裕恵
松 任 中山由美 松 任 山口亜矢
松 任 今村美穂 松 任 藤本佳子
翠 星 本濱豊美 翠 星 山口忠和
金沢錦丘 德野紀子 金沢錦丘 川本克二
金沢錦丘 馬場裕美 金沢泉丘 森田真由美
金沢二水 石黒葉子 金沢辰巳丘 末正裕子
金沢辰巳丘 宮川美加 金沢商業 松平百合
金沢商業 澤本敏見 金沢商業 笠原秀智
金沢商業 高柳奈津子 工 業 小松美香
工 業 中田祥子 工 業 東 生美
工 業 石戸谷雅美 工 業 木下 学
金沢桜丘 熊野盛夫 金沢西 久保静香
金沢西 二木芳美 金沢市立工 齋藤明美
内 灘 宮田幸美 津 幡 小谷真佐江
津 幡 髙野悦子 津 幡 洞庭美亜
津 幡 水上美江
能登地区
鹿 西 上井英嗣 鹿 西 竹視克洋
鹿 西 堀井愛津子 鹿 西 髙井伯拓
七尾東雲 根井雅代 鵬学園 能美敬一
鵬学園 大林靖幸 鵬学園 藤井由紀子