令和7年度第1回家庭生活委員会を開催しました
令和7年度第1回家庭生活委員会を開催しました
6月22日(土)13:30より、文教会館202会議室において第1回家庭生活委員会が開催されました。参加者はオンラインでの参加も含めて9名で、該当校全校にご参加をいただきました。前半は石川県警察本部交通部の職員の方より、「自転車ヘルメット着用の重要性と改正道路交通法について」と題してお話しいただきました。
県内の交通事故のうち、約14.5%が、自転車が関係する事故であり、自転車乗車中死者のうち、約53%の方は頭部が致命傷となって亡くなっているそうです。ヘルメット未着用の場合、頭部主損傷の比率は約1.7倍にもなるため、大切な命を守るという観点からヘルメット着用を心掛けてほしいし、お子さんにも着用を呼びかけてほしい、とのことでした。
また、令和8年4月1日より、改正道路交通法が施行され、自転車への青切符適用が始まります。違反で検挙されると、本来は警察や検察への呼び出し、裁判等に出席しなければなりませんが、青切符で処理する場合、反則金の納付以外には違反者が不利益を被らないという制度です。対象となる主な違反は携帯電話の乗車時使用、信号無視、一時停止不履行、右側通行、歩道通行等で、悪質・危険な違反は検挙され、そうでない違反は指導警告を行うそうです。自転車乗車時の交通ルールを守ることも他人及び自分の命を守ることに直結します。家庭と学校が協力して指導にあたっていく必要があります。
後半は、珠洲市上戸町で被災しながらもかきもちを仮の工場で作り続けている店主の方に話を伺いました。上戸町では正月に作った鏡餅を油で揚げてかきもちをつくり、7月1日に子どもたちがお年寄りの家を回って、そのかきもちを配って年度後半の無病息災を願う「オンノキバ(割れたかきもちが鬼の牙に見える)」という慣習があります。被災後の令和6年度も子どもたちの希望で途切れることなく実施しました。被災状況やなりわいの再建、子どもたちとの関わりから、子どもたちの健やかな成長や生きる力を育むために、親あるいは教職員としてどのように接すればよいか、考える貴重な機会となりました。
どちらの講演も質疑応答があり、アンケート結果をみても好評だったと思われます。
最後に、家庭生活委員の活動を各校でどのように実践しているのか、との質問があり、それぞれの学校での活動を紹介していただきました。
参加された皆さんが伺った内容を各地区や各校に還元していただければ幸いです。